長崎市内出発
異国情緒あふれる長崎市内を離れ、祈りの歴史が息づく島原半島へと向かいます。
車窓に広がる穏やかな橘湾の景色を眺めながら、かつて宣教師やキリシタンたちが歩んだ道のりに思いを馳せる、静かな旅の始まりです。
10:30
原城跡
長崎県南島原市にある原城跡は、島原・天草一揆の最後の舞台となった国指定史跡です。現在は穏やかな有明海を望む絶景の地ですが、発掘された石垣や十字架が、かつての激戦と信仰の歴史を静かに伝えています。世界遺産の構成資産の一つです。


11:30
原城聖マリア観音ホール
原城跡のほど近くに佇む「原城聖マリア観音ホール」に到着です。ここは、島原・天草一揆という激動の時代、厳しい弾圧の中で潜伏キリシタンたちが密かに守り抜いた「マリア観音像」をはじめ、信仰の歴史を伝える貴重な資料を展示する施設です。
館内には、一揆の概要や当時の生活を伝えるジオラマ、出土した遺物なども展示されており、原城跡を訪れる前に、この地の歴史的背景とそこに生きた人々の強い祈りの心について深く学ぶことができます。静かな空間で、信仰と弾圧、そして文化交流の歴史に思いを馳せるひとときをお過ごしください。
12:15
古民家カフェ
原城跡のほど近く、時を重ねた趣ある佇まいの「古民家カフェ Ryu龍」へ。一歩足を踏み入れれば、立派な木の梁と木の香りに包まれた、心安らぐ空間が広がります。
こちらでいただくのは、島原半島の豊かな自然が育んだ地元の食材をふんだんに取り入れた、目にも鮮やかなお料理の数々。昔ながらの日本の住まいの温もりを感じながら、滋味豊かなランチをゆっくりとご堪能ください。食後には、テノールの歌声とピアノの旋律が空間を満たす特別なひとときが待っています。日常の喧騒を忘れ、五感で歴史と芸術を味わう、至福の休息をお楽しみください。

13:15
ミニオペラリサイタル
昼食後のくつろぎの空間が、瞬く間に親密な「劇場」へと変わります。古民家特有の太い梁や土壁に包まれた響きは、ホールとは一味違う柔らかな温もりに満ちています。
間近で感じるテノールの圧倒的な声量と、心に染み入るピアノの音色。今回披露されるのは、イタリア文化を象徴するオペラのアリア。かつてキリスト教を通じてイタリアと深く繋がっていたこの地に、再び祈りにも似た旋律が響き渡ります。日伊交流160年の節目にふさわしい、歴史と芸術が交差する特別なガラ・リサイタル。至近距離だからこそ伝わる演奏家の息遣いとともに、時代を超えた文化体験を心ゆくまでお楽しみください。
長崎市内帰着
夕暮れの長崎市内に到着。
バスを降りると、そこには美しい夜景が広がっています。
旅の終わりを惜しみつつ、それぞれの思い出を胸に、帰路につきます。
総所要時間:6:00時間